-隻眼に宿る叡智――戦と魔術を統べる北欧の主神-
『女神転生』シリーズにおいて、オーディンは後半の主戦力として活躍する、威厳と実力を兼ね備えた魔神。メガテン5では、ビジュアルもかなりスマートになっています。 北欧神話の頂点に立つこの神は、戦いだけでなく知識と魔術をも司る、極めて多面的な存在として描かれています。


アイルランド 2004年 スレイプニルに乗るオーディン
メガテンと神話におけるオーディン
オーディンは北欧神話における主神であり、アース神族を統べる「神々の父(アルファズル)」として知られています。戦と死を司る神でありながら、同時に魔術や詩、知恵の神でもあるという、非常に複雑で奥行きのある神格を持ちます。
隻眼の姿で描かれる理由は、知恵の泉ミーミルの水を得るために、自ら片目を代償として捧げたためです。この逸話は、オーディンが力だけでなく「知」を何よりも重視する存在であることを象徴しています。
また、彼は詩人の守護神としても知られますが、その由来は魔法の蜜酒を策略によって手に入れたという神話にあります。ここには、単なる賢者ではなく、狡知と計略に長けた一面も垣間見えます。
数多くの異名を持つことでも有名で、「戦死者の父(ヴァルファズル)」「仮面を被る者(グリームニル)」など、その呼び名の多さは多面的な性格を物語っています。
ヴァルハラに戦士の魂を集める存在として、終末戦争ラグナロクに備える役割も担っており、運命そのものと深く関わる神でもあります。
こうした威厳と知略、そして神秘性を併せ持つオーディンの姿は、『女神転生』シリーズにおいても忠実に表現されており、プレイヤーに強い印象を残す存在となっています。

フェロー諸島 2003年
ラグナロクの開始で兵を率いるオーディン

フェロー諸島 2003年
(手前)フェンリルに飲み込まれるオーディン

ノルウェー 2004年
「バルドルの死」ロキに騙されてバルドルを射殺した弟のヘズを慰めるオーディン

ボツワナ 1973年

スウェーデン 1981年
10枚シートで両側は無目打ち
Odin in Shin Megamitensei and Norse Mythology
Odin is one of the most iconic demons in the Shin Megami Tensei series, often appearing as a powerful late-game ally.
As both a war god and a master of wisdom and magic, he leaves a strong impression on players.
In Norse mythology, Odin is the chief of the Aesir and known as the “Allfather.”
Though a god of war and death, he also governs wisdom, poetry, and magic.
He sacrificed one eye to drink from Mimir’s well of wisdom, symbolizing his pursuit of knowledge above all.
He is also associated with poetic inspiration, gained through cunning acquisition of the magical mead.
Odin has many names reflecting his complex nature, and he gathers fallen warriors in Valhalla to prepare for Ragnarok.
This blend of authority, intellect, and mysticism is faithfully reflected in the Shin Megami Tensei series.

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