『女神転生I』では、中盤に妖精として登場します。『真・女神転生』シリーズでも、中盤の頼れる仲間として活躍することが多いキャラクターです。
クーフーリンは〈アルスター神話〉に登場する英雄で、光の神ルーグの息子とされています。若い頃に女神スカアハから戦いの技を教わりました。子どもの頃からとても美しく、勇敢な少年として知られていましたが、同時に激しい気性の持ち主でもありました。

アイルランド1991年発行
The Death of Cú Chulainn
クー・フーリンの死
カラスは死と戦場を象徴し、クーフーリンの死を暗示
身体は傷つき、死の瞬間を表現英雄的でありながら悲劇的な雰囲気

戦いになると、顔や体がゆがんだり、頭から血を吹き出したり、額から光を放ったりと、まるで別人のような姿になると言われています。体が熱くなりすぎて、三杯の水で冷やさないといけなかったという話もあります。ただ、平常時の姿については説が分かれていて、「両目の間に七つの瞳がある」「手足の指が七本ずつある」「頬に色とりどりの筋がある」「髪が根元は黒く先に行くほど赤い」「宝石の糸を飾っている」など、現代の感覚では美しいとは言いにくい描写も残されています。
名前にある cu は「犬」という意味で、これは子どもの頃に鍛冶屋クーランの猛犬を誤って殺してしまったことが由来です。その償いとして自分が犬の代わりを務めると申し出たため、本来の名前セタンタからクー・フーリンと呼ばれるようになりました。犬は冥界とつながりが深く、再生の象徴でもあります。
クーフーリンは、命を捧げて大地に豊かさをもたらす英雄として語られています。最期はマハの呪いによって石柱に縛りつけられ、矢で射られて倒れました。流れ出た血は、大地に大きな春をもたらしたと伝えられています。
クーフーリンは「犠牲」「勇気」「不屈」を象徴する存在として、蜂起で命を落とした独立運動家たちの象徴として選ばれました。
- 若くして英雄となり、最後は敵ルガイド(Lugaid)との戦いで死亡
- 死の間際、体を柱に縛りつけて立ったまま死んだという伝説がある
この「立ったまま死ぬ」姿が、アイルランド人の抵抗精神と重ねられたのです。

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